初っぱなからうっかりミスで大変でした。
地球の歩き方を部屋に忘れ、地下鉄乗ってたんだけど取りに戻りました。超余裕で出たはずなのにだいなし。おまけに路線バスが渋滞にはまったり、路線バスなのに道間違えたり。空港へ曲がる道を曲がらずにばく進。乗客が通り過ぎたーーーって止めて、無理矢理Uターンしてなんとか空港到着。
30分前でした。
でも国内線だったし、機内持ち込み荷物しか持ってなかったから、搭乗開始時間ちょうどにゲートについて一般客で一番乗りで乗れてしまいました。
そんな旅の始まりでしたがあとは順調でした。
小さめの飛行機でプリンスエドワード島はシャーロットタウンの空港へ到着です。
到着は6時ちょい過ぎ。すでに日が暮れかけておりました。
そして飛行機から降りてまず思ったのが「トロントの方が寒い」。そう、私はPEI(プリンスエドワードアイランドの略です。こっちではPEIで通じちゃいます)は寒いよ、とみんなにいわれて来たのでめっさ厚着してきたのですよ。なにせトロントはこの日の三日前ぐらいに雪降りましたからね。海っぺりの方が暖かかったよ。
で、今回の宿はホステルです。
シャーロットタウンバックパッカーズイン
共同部屋の宿泊施設です。初めてそう言うところに止まったんだけど、すんごい綺麗でした。
ハロウィン直前だったのでカボチャが玄関に置いてありました。
部屋は5人部屋。すでに先客がお二人いて、一人は日本人の学生さん。もう一人はたぶんチャイニーズカナディアンの女性。ちゃんと女性部屋、男性部屋と別れています。トイレもシャワーも男女別です。無料で使えるパソコンがあり、無線LANも完備。これに朝食が付いて30ドル。安いし、綺麗だし、文句なしです。他人がいても全然気にならない方に超お勧め。っていうか英語しゃべれればいろんなとこの人と語れますよ。スイス人とかサウジっぽいとこの人とかいましたね。
ちなみにやっぱり日本人の旅行客が多いのか、このホステルには二人の日本人スタッフがいました。超助かった。
そのスタッフの方に聞いた美味しいレストランへ行きました。
PEIはロブスターの産地だそうで。こんかいこっちに来るのに調べて初めて知りました。
そして、食った。
なんて親切なメニュー!
日本人だなんて一言も言ってないのに日本語メニューが一緒に出て来ました。英語がしゃべれないアジア人は日本人って認識だったらちょっとやだなぁ。っていうか私以外にも二組日本人いたけどね。
それでもまぁ一人なんだけど食べきれるのか聞いたら、全然いけるよ的な答えが返ってきました。隣の女性も(現地の人?)一人で食べてるわよって。
なので1パウンドのロブスター マーケットプライスを頼みました。
前哨戦、最初にボールいっぱいのムール貝がどかーんと出て来ました。久々の海産物に感激。がつがついっちゃいました。
そしてメインのロブスター。
結構でかい。
レモンかけて塩味の聞いたオリーブオイル?と一緒に食べると最高っすよ!カニ食べるときのスプーンっていうかフォークっていうか、それが付いていてまんまカニと同じ食べ方しました。ロブスターにもガニってあるんだな、と思いました。カニは食ってもガニ食うなですな。はさみのところまで身がありました。
全部食べましたよ!腹いっぱい。幸せいっぱいです。
でもやっぱ多かった。
食べ終わってから町をぶらぶらしたんですが、さすがに夜だから店開いてないし。翌日でいいかとホステルに帰ってシャワー浴びて寝ました。
25日
旅のメイン、アンの故郷へ!!!
今年はなんといっても出版100周年記念ですから。意地でも今年中に来たかったんです。
今回地球の歩き方にも載ってるAnne Tourに参加しました。総勢10名。この時期にしては多いそうです。
9時半に宿まで迎えに来てくれて、その後順次参加者の宿まで送迎。そして出発。
最初はお土産屋さんへ。ここで、アンのコスプレイベントが待ち受けてました。予定表に書いてなかったんでびっくりっすよ。みんな結構ノリノリでアンとかマシューになってました。
もちろん私もアンの格好しましたよ。写真撮りましたよ。うん。旅の恥はかき捨てっていうじゃない。
日本のツアーと違うのはカメラマンがいて後で写真売りつけるとかそんなのはないです。ただ、こんなのができますよ~、皆さんのカメラで撮りますよ~、と。
ワイのワイのやってたらお土産見る時間がなくなりました。
さて次。
プリンスエドワード島と大陸を結ぶ唯一の橋コンフェデレーションブリッジ、が見える教会の駐車場へ。写真見えますかね。延々続いてるんだけど、ショボイカメラなんでいまいち取り切れてないよね。
ぶっちゃけここはどうでもよかったです。あ、でも完成当時は世界最長を誇っていたらしいですよ。
お次はようやくアンに関連した場所へ銀柳荘のモデルになったお宅へ。
今もちゃんと人が住んでいるそうです。っていうか銀柳荘ってなんだろうと思ったら、アンが下宿していた家だった。完全に忘れてる。シリーズ全部読んだんだけどね~。もう何年前のことやら。
そうそう、紅葉が今まさにまっさかりでした。
お昼です。
ロブスターのサンドイッチとフレンチフライ。
PEIはカナダ人からいわせるとジャガイモの島だそうです。バスで走ってる道の両脇もジャガイモ畑か牛か馬かって感じでした。
ポテトうまかったなぁ。サンドイッチも美味しかった。パンが美味しくてね。ロブスターはぶっちゃけ前日のインパクトに敵うわけがないんですが、うまかったっすよ。
お昼の後は当時の面影を残す駅舎へ。
ケンジントン駅というところに行きました。今、プリンスエドワード島に鉄道はないんで、線路が申し訳程度に駅舎の前にちょろっとあるだけでした。ここはモデルって訳ではないんだけど、当時の建物をそのまま残してる貴重な駅舎らしいです。
アンが最初に駅ででお迎えを待ってるんだよね。マシューは男の子探してるのに、いるのはアンで。
っていう想像をしましょうと、ガイドさんが一生懸命言ってました。
英語版で、そこまでは読んでたから大丈夫だったよ!
さてお次は作中に出てくる輝く湖水へ。湖ではなく池ですが。それまでさんさんと輝いていた太陽がこのときだけ雲に隠れて輝いてませんでした。残念。
隣にあったグリーンゲイブルズミュージアムにはモンゴメリの血縁の方が住んでいて、当時の最新式ストーブの説明をしてくれました。名前忘れちゃった。
ここにはアンの初版本が展示されています。
それからモンゴメリの生家へ。
モンゴメリが着たウェディングドレスのレプリカと誕生当時の部屋が再現されてました。
そして、本日のメイン。
グリーンゲイブルズです!!
よく見たらブタが食べ物としか写ってないね。別に食いしん坊なわけじゃないよ!
というわけでグリーンゲイブルズとブタ
アンやマリラ、マシューの部屋があって大興奮です。
それから恋人の小径やお化けの森も紅葉が綺麗で日本人的にベストシーズンですがPEI的にはオフシーズンなんですね。不思議だ。
小径は落ち葉が落ちているのと見上げると紅葉があったり、赤い実をつけた植物があったり趣があって最高でした。ここをアンやモンゴメリーが歩いたんだ~。わーぉ。
ホント、良かったです。新緑の時期も間違いなくいいんだろうなぁ。
でも気になるのが一つ。お化けの森のコースを歩くと途中でゴルフコースを渡らなくちゃいけないんですよ。シーズン中は普通にプレイしてそう。なんか残念な感じでした。
それと時間が少ないね~。やっぱツアーだし。仕方ないけど。
お次は国立公園の海岸。赤い土の海岸線でした。
つかここいらないからグリーンゲイブルズあと15分欲しかった!
そして郵便局。
閉まってます。
閉まってたんだよーーーーーー!!!
ここでグリーンゲイブルズの消印付きハガキを出したいと思っていたのに。まぁ地球の歩き方にも下旬は閉まるって書いてあったから知ってはいたんだけど。ガイドさんが来年の春でよければ出しますよ、と言ってくれていたので、バスの中でハガキ書いて頼んできました。
問題はね、私日本のケータイ忘れて住所がわからなかったことですね。記憶にあるとこに出しました。その記憶さえもすんごい怪しかったんだけど。
最後です。
モンゴメリのお墓です。
夏までは花でいっぱいだったんでしょうね。
モンゴメリはトロントで亡くなられたんですが、グリーンゲイブルズの近くに埋葬されることを望んだそうです。
以上がアンツアーでした。
楽しかった~。またシーズン中に来たいです。
シャーロットタウンに戻ってダウンタンをうろうろしました。狭い町なのでそんな行くとこないんですが。
豪華客船が来ていたので写真撮ってきました。でかいなぁ。
それからツアーで一緒だった方を夕飯を食べました。
イギリス料理です。
フィッシュ&チップと、名前忘れたけどメンチカツみたいな。
正直まずかったです。
その人はイギリスに留学していたそうで、メンチカツみたいなのは割と普通に食べていたらしいです。日本人には好き嫌いが別れるって言ってましたね。私は完全にだめだった。そのメンチカツみたいなのは肉がくさいし油で揚げてるし、フィッシュも油だしポテトも油って、どんだけ油好きなの。喉通らないっつの。
いや、フィッシュ&チップスはよくわかんなかったな。メンチカツもどきがあまりにもあんまりだったから。
いやーカルチャーショック。
26日
出発が午後6時45分
チェックアウト11時です。時間余りすぎ。おまけに当てにいていたコンフェデレーションモールっていう小さなショップがたくさんあつまったモールは日曜日開いてない!オフシーズンとか関係なく開いてない。えええええええ。シャーロットタウン自体とても小さな町なので、時間余りまくり。
そこで図書館で時間つぶそうと思いまして、行ってみると古本市やってました。
私が見つけたのは
これ!
このスタンプをパスポートに押してもらいたいと思って、司書の方に聞いてみましたが駄目って言われてしまいました。まぁ当然ですね。駄目で元々だったんで仕方ありません。司書のおばちゃんが気を使って文字だけのスタンプならいいよって言ってくれたんですが、私はプリンスエドワード島のマークが欲しいんですと言って断りました。
代わりに買ってきたのが写真の本です。できるだけ完全に写っているのをと思って分厚い本にしました。
50セントです。
この本売るかぁ。日本なら持ってっていいよ~なんですけどね。
というわけで私がこの本を読む日はくるんでしょうか。
そんなこんなで時間をつぶしてトロントへの帰宅の途へ着きました。
楽しい旅行でした。
特にホステル初体験でしたが面白かったですね。日本人多いからいろんな情報得られました。英語が堪能なら他の国の方とも話ができるだろうし。勉強だ。